〜dark heart〜





カタン・・・・コトン・・・・




「ここは・・・ホグワーツ特急の・・・・中?」




【2人しかいない・・・・私と・・・・目の前にいるのは・・・・?】




-あなたの心の闇よ




私に似た---いやもう1人の私が言った




「私の・・・・心の闇・・・・?」




-そう、あなたの心の闇




「私に・・・・闇なんか・・・・ないわ」




-そうかしら?あなたが気付かないフリをしているだけでしょう?




ナンデワカルノ?




「違う!私は---------」




-本当は分かってるんでしょ?




(あの記憶がフラッシュバックする・・・)




-自分が・・・ジェームズとリリーを守れなかったって




ヤメテ・・・ソレヲイワナイデ




-違うとは言えないでしょ?




ソウヨワタシノセイヨ




-そう・・・だからトムだって止められなかったのよ?
そしてこうやって・・・闇ができるの




「分かってるわよ!・・・そんなこと・・・」




ダカラカクシテオイタノニ




-そうやって逃げてるでしょ?何でもかんでも心に閉めておけば良いと思って




「違う!そんなことしてない・・・・・」




(またあのシーンがフラッシュバックする)




アタシガイケナイノ




『リリー!ハリーを連れて逃げるんだ!』




ナニモカモ




『ジェームズ!あんたも速く逃げなさい!』




カッコツケテタ?




!?どうしてここに!?』




コンナハズジャ・・・・




『どうしてって;助けに来たに決まってるじゃない』




-そう言っておいて・・・助けられたのは自分でしょ?




ヤメテ!イワナイデ!




『まとめて始末してやる・・・』




(聞きたくないあの声が聞こえる)




『そうはいかないわよ!ヴォルデモート!』




モウムカシノトムジャナイノニ




『僕らを倒せるならやってみろ!』




ヤメテ!




とジェームズが叫ぶと、ヴォルデモートは杖を振り下ろした。
一発目は、もジェームズもかわせた。しかし二人が体制を整えている間に
ヴォルデモートが攻撃してきた。そして・・・避けきれない自分をかばったジェームズがいた・・・)




-そうやって・・・自分だけ助かって




「もうやめて!・・・それ以上・・・」




は耳をふさぐ)




「言わないで・・・・・」




ソレイジョウ・・・ワタシノ・・・




-きれいごと?




「違う!」




ワタシノココロヲコワサナイデ




-平気で否定する?




「違う!」




ワタシヲキヅツケナイデ




-親友も守れない?




「違う!」




ムリョクナワタシハモウイヤ!




(記憶のコマがくるったようにフラッシュバックする)




『卒業してもいつまでも親友だよv』




『・・・・シリウスが裏切った・・・・』




『二人とも死んじゃいやっ!』




『いつまでもきれい事をいうもんじゃない』




『・・・どうしてよ・・・』




『ごめん・・・・ね・・・・』




ソンナコトイワナイデ・・・ワタシガイケナイノニ




-これが自分の心よ?過去を引きずって・・・大切な人一人も
守れない自分の------




「やめて!!!!!」




は繰り返しフラッシュバックする記憶に目をつぶり
耳をふさいで泣き叫んだ)




「お願い・・・・やめ・・・・て・・・・!!」




コレイジョウコワサナイデ




「私の中に入ってこないで!!」




コンナヒキョウナワタシヲミラレタクナイ




「私を一人にして!!」




モウイラナイカラ




「過去を口に出さないで!!」




モウクヤミタクナイカラ




「もう誰も失いたくない!!!」




ダカラオネガイワタシノココロヲコワサナイデ




バーン!!




が叫んだ瞬間・・・何もかもが消えた・・・。
もう一人のも・・・ホグワーツ特急もフラッシュバックする記憶も・・・。




は、暗い暗い海の底のような場所でうずくまって呟いた。





「・・・・・・・・・もう誰も・・・・・・・・・・・信じられない・・・・・・・・・・」












END











◆後書き◆
えーっ、はい。初なのかわかりませんが・・・(多分初)
シリアス話です;本当は連載の途中にヒロインさんの悪夢としてUP
しようと思っていたのですが・・・・えーっ、やっぱり時間の関係上というか
・・・・・・プツン(強制終了)あっ・・・すみませんでした;












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