夏休みのある日。
彼女は、ダイアゴン横丁に出掛けた。
親友の誕生日プレゼントを買いに・・・。
1人で楽しくショッピングができると浮かれながら・・・。
〜ダイアゴン横丁ランデブー〜
「おや、。今日はお出掛けかい?」
がお世話になっている「漏れ鍋」の店主であるトムが聞いた。
「うん。ハリーの誕生日プレゼント買わなくちゃいけないから」
と、朝食を食べ終わったは、庭へ続く戸を開けた。
「行って来まーす」
「気をつけてな」
元気に出て行ったを、トムは笑顔で見送った。
「ハリー・・・何が欲しいかなー?」
勢いよく出てきたものの、肝心のプレゼントが決まっていない。
は、店の中に入っては悩み、入っては悩みの繰り返しだった。
「ん〜〜〜決まらない〜〜〜」
店を15件も回って、とうとう疲れ果てたは、
「フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラ」で一休みした。
店名長すぎっ
の目の前には、この店お勧めの、プリンサンデーが置いてある。
「はぁ・・・例の材料も買わなくちゃならないのに」
ため息をつきながらも、おいしそうにプリンサンデーを食べる。
器用なものである。
「ごちそうさまー」
プリンサンデーを食べつくし、一休みしたは、プレゼント買いをしに、
「フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラ」を出た。
・・・が・・・
「うわっ・・・とっ!」
プレゼントのことで頭がいっぱいだったは、運悪く階段を
一段踏み外して、前につんのめってしまった。
「なっ」
そして、さらに運悪く人にぶつかってしまった。
「ごめんなさい!」
「しっかり前を見て歩けないのか」
「「は?」」
2人の疑問の声が重なる。
それもそのはず・・・
「セブルス!?」
「何故お前が・・・」
いや〜運命って良いねぇ〜ここからラブストーリーが始まるんだ♪
((始まんないし!!))
「でも、ビックリした・・・うーん、私ってつくづくついていないよね」
セブルスにぶつかるなんて、とため息をつきながらが言った。
「それは、こっちのセリフだ」
セブルスも負けじとツッコム。
「んじゃ、私は用事があるから」
シュタッと片手を挙げ、その場からさっさと立ち去ろうとするだが・・・
ガシッ
「あのー何か御用でしょうか?」
セブルスに肩を掴まれて、立ち止まる。
その顔には、薄っすらと冷や汗が出ている。
「我輩に言うことがあるだろうが」
珍しくセブルスが黒い。
黒いっつーか・・・怒ってるんじゃ・・・?
「ん?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ないよv」
その間は何だ?
そして、その語尾のハートは何だ?
「とぼけるな」
「ナニモシテマセンケド?」
言葉おかしいよ・・・本当は分かっているんだろう・・・
「夏休みに入る前に、我輩の部屋を散々荒らしておいて!」
あぁ〜とは手を叩いた。
「面白かったでしょ?」
「面白くない!」
ニヤッと笑うにすかさずツッコミ。
「だいたい・・・後片付けをするのは我輩だ!」
「まっ、良いじゃないv」
「良くない!」
と、自分の部屋の惨事を思い出し、嘆くセブルス。
「う〜ん、しょうがない。代わりに私のショッピングにお供させてあげるから」
何を言い出すこの娘。
「何故、我輩が貴様に付き合わなければならんのだ」
「まっ、細かいことは気にしない!ほらっ、行くわよ」
と、半ば強引にセブルスを引っぱり、歩き出す。
(良かった〜荷物持ちができて)
これがの本音である。
やっぱりそれかい!
2人のダイアゴン横丁ランデブー・・・楽しくなりそうである。
(我輩は関係ない!)
哀れ・・・セブルス・・・
END
◆後書き◆
特急で書いた・・・間の話。
キリが良くないうえに・・・ニセものですセブルス。。。
ツッコミ入れまくりだしね;
アズカバン編に入る前の夏休み初め頃。
アズカバン編を読んでもらうと、分かるんですが・・・
例の花火の材料とプレゼント買いに行きましょうーv
って感じで思いつきました。
やっぱりセブルスで遊ぶのは楽しいなー♪(マテ)
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