〜替え歌にはご注意〜




「あら、1曲思い浮かんだわ」


誰も通らないホグワーツの廊下をは歩いていた。
は、楽しげに歌いだす。


「リードールー何故黒いーリドルの勝手でしょー♪」


の声は誰もいない廊下によく響いた。


「いや・・・勝手に黒かったら困るけどね」


自分で歌っておいて1人ツッコミもしている。



傍から見たら怪しいよ・・・お嬢さん



「よしっ、リドルシリーズ作ってみよう」


お構いなしには、あれこれ歌いだした。



「リドルが黒かったーら逃ーげーろ♪」



「黒いリドルー黒いリドルー黒いリドルーみーつけた♪」



「咲ーいーたー咲ーいーたーリドルの花がー♪
並ーんーだー並ーんーだー黒黒黒ー♪
どのリドルー見ーてもー黒い花ー♪」




どんな花だよ;(ってか不吉だ)




「あら、いやだ。次から次へと思い浮かんじゃう」


リドルの曲も10曲くらいになった時、はふと足を止めた。


「まったく・・・リドルがエセで黒いからいけないのよね」


は、リドルが猫かぶりの名人だということを知っている唯一の人物。
リドルの正体を見破ったのが不幸の始まりか、
それ以来リドルに付きまとわれている。(ストーカーかよ)





が、次の歌を一生懸命考えていると・・・
後ろから聞こえてはいけない声がしてきた。




〜?僕の歌を作ってそんなに楽しいかい?」




「もちのロンじゃない!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「・・・・・・・・・の・・・・・・・・・・よ・・・・・・・・・・・・・・?」



ん?との後ろから何やら、真っ黒いオーラが漂っている。



そのオーラに気づいたは、恐る恐る後ろを振り返った。







「リッ、リリリリリリリリリリリリリリドル!?!?!?」



「やだなー、そんなどもらなくても」



アハ!そんな黒い笑顔向けられちゃぁ〜どもりもするさv



「アハハ;トコロデ・・・リドルはどうしてこんな所にいて
おらっしゃるのでゴザルのでしょうか?」



無理やり笑顔をくっつけて一歩下がる



、日本語おかしいよ?」



ブラック・スマイルを崩さずに、に近寄るリドル。



(アンタのせいだ!アンタの!)



「オホホ;どうしてこんな所にいるのか聞いてゴザイマスでしょう?」



(ヤバイ・・・!!!黒すぎて私の命がアブナイ!!!)



「どうしてって、もちろんずっと君の傍にいるためさv」



いるためさvじゃないよ!



「それってストーカって言うんじゃあーりませんか?」



逃げ道もなくなってきている状態の



「ストーカーなんて人聞きの悪い。永遠の恋人じゃないか!」



「恋人でも何でもないし!いつからそうなった!?」



思いっきり突っ込みを入れる



「照れなくても良いのに。大丈夫僕にはちゃんと分かっているから」



いや・・・照れてもいないし、分かって欲しくもありません。



「じゃ、行こうかv」



「行こうかってどこへ?」



は何か嫌な予感がしたがあえて聞いてみる。



「どこって、もちろん僕の部屋」



「謹んで遠慮させてもらいます!」



即答だよ。



は逃げようとしたが既に遅し。



ガシッ



と嫌な音がしそのままリドルにお姫様抱っこ。



「ぎゃー離しなさい!!!恥ずかしいじゃないの!!!」



顔を真っ赤にしてリドルの腕の中で暴れる



「大丈夫さっ、僕らの愛で恥ずかしい事なんてないから」



騒いでいるをよそに、リドルは満面の笑みでを自室に連れ込んだ。



翌日、授業には2人の姿はなかったとか。
そして、は二度と替え歌なんか作るもんかと誓ったとか。










END










◆後書き◆
あぁ〜書いちゃったよ・・・黒リドル夢(遠い目)
挿絵まで付けちゃってさ。。。
やっぱり黒は好きです!(ヲイ)変態リドル好きだー(逝って来い)
替え歌は・・・現実にあったら本当に怖いですっ;
きっかけは、カラス〜何故鳴くの〜♪を歌って思いつきました(笑)









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