ー夏休みの最後くらい遊ばな・・・・い?」


ハリーがガチャリと勢いよくドアノブを回した。
それと同時に唸り声だかうめき声だか分からない声が聞こえてきた。


「むむむ・・・」


ドアを開けた瞬間見えたのは机の上のブツと睨めっこしているの姿。



「あっ・・・」



「これは・・・」



「お約束ね」



それを見たハリーや隣に居たロンやハーマイオニーは
揃って溜息を付いた。





〜そして終らない宿題〜





「今時居るんだね、夏休み最終日まで宿題やる人」


「まぁ、僕も昨日全部終った身だから人の事言えないけどさ」


でも最終日にはな〜、とさり気なく痛いトコを突いてくるハリーとロン。


「これでも頑張って消化したんだぞー」


「で?あと何が残っているの?」


その横に居るハーマイオニーが呆れながら聞いてきた。



「薬学と薬学と薬学と薬学」



「1回言えば分かるわよ」


「げっ、よりによってスネイプの宿題かよ」


ロンが苦い顔をしたようにも苦笑するしかなかった。


「・・・あはは・・・・」


「あはは、じゃない」


「スミマセン」


そしてジロリと睨んでくるハーマイオニーは怖かった。


「まぁまぁ。でも1科目しかないなら大丈夫じゃないか」


「そうだね、幸いまだ午前中」


「とっとと終らせて午後から遊びましょ」


「みんなぁ〜あり゛がどうぅ〜」



は感動で泣きそうになりながら3人に引っ付いた。
そんなを優しく受け止め3人はクスクス笑いながら
魔法薬学の宿題に取り掛かった。





「来年はお約束パターンはやめてよね」

「はーい、善処します」







END










◆後書き◆
夏お題ラストの作品☆
やっぱり最後を締めくくるのは夏休みの敵宿題っしょっ(笑)










戻る