ふあぁ〜


「・・・で?」


大きな欠伸を噛み殺し、
私を早朝から呼び出した元凶を睨みつけた。


「私の睡眠を削ってくれた奴が何か?」


心なしか顔が引き攣ってるのが自分でも分かる。


「用があるから呼んだんだぞ」


「当たり前でしょ!何もなかったら帰るわよ!」


目の前で平然と早朝からエスプレッソを飲んでいる赤ん坊、リボーンに怒鳴った。
呪われた赤ん坊、アルコバレーノ。
神出鬼没で突拍子も無いことを言うが、これでも凄腕のヒットマンだ。


「ちょっと仕事を頼みたかったからだもん」


「そんだけの為に早朝から呼び出されたのかいっ!?
ってかキャラ変えるな!」


私は思わず突っ込んだ。


いや・・・こいつの突然の思いつきはいつものことだ。


「はぁ・・・」


ため息をつきつつ、私はリボーンから資料を受け取った。


何だかんだ言って私ってリボーンに甘いのよね・・・。


そんな私の気持ちを知ってか知らずか私に頼んで来るんだもんな。


「これだったら30分で終わるわ。そのままエスプレッソ飲んで待っててちょうだい」


無理矢理起こした脳をフル回転させ、私は仕事机に向かった。


そんな私の後ろでリボーンがニヤリと笑ったのを、私は知らない。





ただ一緒にいたいから




















◆アトガキ◆
変換なしスミマセン;
無理難題を言うリボ様って何か憎めないんですよねー
あぁ、やっぱリボ様好きだわぁー。












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